愛知県水漏れ修理隊

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水のトラブルに関するコラム詳細

スッポンがない場合はどうする?トイレつまりを今すぐ解消する身近な解決策

深夜や休日にトイレがつまり、肝心のスッポン(ラバーカップ)が見当たらない。このような状況は誰にでも起こりうる水回りトラブルです。しかし、専門の道具がなくても、適切な知識があれば多くのケースで解決できます。

実際、ペットボトルや食器用洗剤、ラップといった日用品を活用することで、効果的につまりを解消できる方法があります。これらは水道修理の現場でも認められている手法で、軽度のつまりなら十分対応可能です。

この記事では、家庭にある道具で実践できる5つの解消法をはじめ、つまり発生時の初期対応、そして絶対に避けるべき危険行為について詳しく解説します。正しい手順と注意点を理解すれば、多くの場合、専門業者を呼ぶ前に問題を解決できるでしょう。

●トイレがつまった!最初にやるべき3つの対応

トイレがつまったとき、多くの人は慌ててレバーを何度も引いてしまいます。しかし、この行動は汚水があふれ出す原因となり、被害を拡大させる危険があります。

トイレつまりの対処には適切な手順があり、この手順を守ることで被害を最小限に抑えることができます。

止水栓を閉める、水位を確認する、電源プラグを抜く。これら3つの初期対応により、その後の作業を安全かつ効率的に進められます。ここでは、トイレつまりを発見した際に真っ先に行うべき3つの対応について、その必要性と具体的な方法を解説します。

水を流すのは絶対NG!止水栓を閉める理由

トイレがつまった状態で水を流すと、排水されずに便器内の水位が上昇し、最悪の場合は汚水が床にあふれ出します。このような二次被害を防ぐため、最初に行うべきは止水栓を閉めることです。

止水栓は通常、トイレタンクの横や下部にある配管に設置されています。マイナスドライバーを使って時計回りに回すことで閉められます。止水栓の位置が分からない場合は、家全体の元栓を閉めるという方法もあります。古い建物では止水栓が固くなっていることもあるため、無理に回そうとせず、動かない場合は元栓で対応します。

止水栓を閉めることで、誤ってレバーを操作しても水が供給されないため、被害の拡大を確実に防げます。また、作業中に水が必要になった場合は、バケツなどで必要な分だけ用意すれば問題ありません。

この簡単な作業により、落ち着いて次の対処に移ることができます。特に小さなお子様がいる家庭では、好奇心からレバーを触ってしまうこともあるため、止水栓を閉めることは非常に重要な初期対応といえるでしょう。

便器内の水位を確認して状況を把握する

止水栓を閉めたら、次は便器内の水位を確認します。水位の高さによって、つまりの程度や適切な対処法が変わってくるため、この確認作業は非常に重要です。

通常、便器内の水位は排水口が少し隠れる程度に保たれています。これより明らかに高い場合は、完全につまっている可能性が高く、逆に水位が極端に低い場合は、部分的なつまりか、封水切れの可能性があります。封水とは、下水の臭いを防ぐために常に便器内に溜まっている水のことで、これがなくなると悪臭が上がってきます。

水位が高すぎる場合は、灯油ポンプやひしゃくを使って余分な水を汲み出し、作業しやすい高さまで調整します。この際、汲み出した水はバケツに入れておき、後で流せるようになったら処理します。灯油ポンプがない場合は、紙コップや小さな容器でも代用可能です。

適切な水位に調整することで、その後の解消作業を効率的に行うことができます。また、水位の変化を観察することで、つまりが解消されているかどうかの判断材料にもなります。

電源プラグを抜いて二次被害を防ぐ

ウォシュレットなどの温水洗浄便座を使用している場合、必ず電源プラグを抜いておく必要があります。これは、作業中の感電事故を防ぐだけでなく、誤作動による水の噴出を防ぐためでもあります。

電源プラグは通常、便器の後ろ側や横の壁にあるコンセントに差し込まれています。濡れた手で触ると感電の危険があるため、必ず乾いた手、もしくはゴム手袋を着用してから抜くようにします。プラグを抜く際は、コードを引っ張るのではなく、プラグ本体を持って抜くことが大切です。

また、作業中に便器周辺に水が飛び散る可能性もあるため、コンセント周りをビニール袋などで保護しておくとより安全です。防水テープがあれば、コンセントの差込口を塞いでおくのも効果的です。

これらの準備を整えることで、安心して本格的なつまり解消作業に取り組むことができます。特に古い温水洗浄便座では、水がかかることで故障する可能性も高いため、電源を切ることは機器の保護にもつながります。

●家にあるもので今すぐできる!5つの解消法

スッポンがなくても諦める必要はありません。水道修理の現場では、軽度のつまりであれば家庭にある道具で十分対応可能なケースが多いことが知られています。

ペットボトル、お湯、重曹、ラップ、針金ハンガー。これらは特別な道具ではありませんが、使い方次第で効果的なつまり解消アイテムになります。重要なのは、それぞれの特性を理解し、状況に応じて適切に使い分けることです。どの方法も準備に10分程度しかかからず、すぐに実践できるものばかりです。

ペットボトルで作る即席スッポンの使い方

500mlペットボトルは、スッポンの代用品として最も手軽に利用できるアイテムです。底をカットすることで、スッポンと同じ原理で圧力をかけることができます。

まず、ペットボトルの底から3〜4cm上の部分をハサミやカッターで切り取ります。切り口で手を切らないよう、ビニールテープなどで保護しておくと安全です。炭酸飲料のペットボトルなど、硬めの素材のものを選ぶと作業がしやすくなります。

次に、ゴム手袋を着用し、ペットボトルの飲み口を指でしっかりと塞ぎます。親指で押さえるよりも、手のひら全体で覆うようにすると密閉性が高まります。底の切り口を排水口に向けて押し込み、スッポンと同じように上下に動かします。

この動作により内部の圧力が変化し、つまりの原因を押し出したり引き上げたりする効果があります。10〜20回程度繰り返し、水位が下がり始めたら成功です。ペットボトルは使い捨てできるため、衛生面でも優れた方法といえるでしょう。

お湯とバケツだけで解消する温水流し込み法

トイレットペーパーや排泄物によるつまりには、お湯を使った方法が効果的です。ただし、使用するお湯の温度には十分な注意が必要です。

まず、45〜50度程度のお湯を用意します。これは手で触れられる程度の温度で、熱湯は絶対に使用してはいけません。温度計がない場合は、沸騰したお湯に同量の水を混ぜると適温になります。便器内の水位が高い場合は、事前に汲み出して排水口が見える程度まで調整します。

バケツに入れたお湯を、腰の高さ程度から排水口めがけてゆっくりと流し込みます。高い位置から流すことで、水圧と落差により奥まで届きやすくなります。一度に大量に流すと溢れる危険があるため、1リットル程度ずつ様子を見ながら流します。

お湯を流した後は30分〜1時間程度放置し、つまりの原因をふやかします。この間、お湯の温度でトイレットペーパーの繊維がほぐれ、流れやすくなります。時間が経過したら、再度少量の水を流して改善を確認します。

重曹とお酢の化学反応で詰まりを溶かす方法

重曹とお酢(またはクエン酸)を使った方法は、環境にやさしく安全性の高い解消法です。これらが反応して発生する炭酸ガスの泡が、つまりの原因を分解・浮き上がらせる効果があります。

用意するものは、重曹150g(計量カップ1/4)、お酢100ml(計量カップ1/2)、45度前後のお湯です。まず便器内の水を可能な限り汲み出し、水位を下げます。これは重曹とお酢が薄まらないようにするためです。

重曹を排水口に直接振りかけ、続いてお酢をゆっくりと注ぎ込みます。すぐにシュワシュワと泡が発生し始めます。この泡が最も活発な時に、お湯を少しずつ注いで排水口が浸る程度まで入れます。

そのまま30分〜1時間放置し、炭酸ガスの力で汚れを分解させます。この方法は尿石にも効果があるため、定期的な掃除にも活用できます。放置後、バケツで水を流して効果を確認します。食器用洗剤でも代用可能で、100cc程度を同様の手順で使用します。

ラップで密閉して圧力をかける意外な技

食品用ラップを使った方法は、便器を密閉して圧力をかけることでつまりを解消する独特な手法です。家庭にあるラップで簡単に試すことができます。

まず、便器のフタと便座を上げ、便器の縁を清潔に拭きます。水分が残っているとラップが密着しないため、しっかりと乾燥させます。次に、便器の縁全体にラップを隙間なく張ります。10枚以上重ねて貼ることで、破れにくく密閉性も高まります。

ラップの端は便器の外側まで十分に伸ばし、テープで固定します。空気が漏れないよう、特に便器の曲線部分は念入りに密着させます。準備ができたらレバーを引いて水を流します。

水が流れずにラップが膨らんできたら、手のひらで中央部分をゆっくりと押します。急激に押すとラップが破れるため、ゆっくりと圧力をかけることが重要です。この圧力により、つまりを押し流す効果が生まれます。一度で効果がない場合は、何度か繰り返します。

針金ハンガーで物理的に除去する方法

針金ハンガーは、便器の奥に入り込んだ異物を物理的に取り除くのに適しています。特に、水に溶けない固形物が原因の場合に有効です。

クリーニング店でもらえる針金ハンガーを1本用意し、ペンチでねじって一本の長い針金に伸ばします。全長は1m程度になります。先端を小さくフック状に曲げ、排水口に入りやすい形状にします。フックの大きさは500円玉程度が目安です。

ゴム手袋を着用し、作ったフックを排水口からゆっくりと挿入します。無理に押し込むと便器を傷つけるため、抵抗を感じたら少し引いて角度を変えながら進めます。異物に当たったら、優しく引っ掛けるように動かして取り出します。

おもちゃや歯ブラシなど、明らかに異物を落とした場合に特に有効です。取り出しに成功したら、水を流して正常に排水されるか確認します。この方法は便器を傷つけるリスクがあるため、最後の手段として考えることをおすすめします。

●失敗すると大変!避けるべき4つの注意点

トイレつまりの対処において、誤った方法は深刻な二次被害を引き起こす可能性があります。特に焦りから来る判断ミスは、修理費用の増大につながることがあります。

熱湯使用による便器の破損、強力薬剤による配管の腐食、無理な作業による汚水の逆流など、実際に報告されている失敗例は少なくありません。ここでは、絶対に避けるべき4つの注意点について、その理由と想定される被害を具体的に解説します。

熱湯使用は便器破損の原因に

トイレに熱湯を流すことは、最も避けるべき行為の一つです。便器は陶器製であり、急激な温度変化に弱い性質を持っています。

100度近い熱湯を流すと、陶器にヒビが入ったり、最悪の場合は割れてしまったりする可能性があります。特に冬場など、便器が冷えている状態では危険性が高まります。温度差が大きいほど、破損のリスクは高くなります。

便器が破損した場合、交換費用は本体価格と工事費を合わせて10万円以上かかることもあります。また、2階以上のトイレで破損が起きた場合、階下への水漏れ被害も懸念されます。

つまり解消に使用するお湯は、必ず45〜50度程度に冷ましてから使用します。これは手で触れられる程度の温度で、効果的につまりをふやかしながら、便器へのダメージを避けることができます。温度管理を徹底することで、安全かつ効果的な作業が可能になります。

強力な薬剤の使い過ぎがもたらすリスク

パイプユニッシュなどの強力な薬剤は、トイレつまりには推奨されません。これらの薬剤は配管を傷める可能性があるだけでなく、期待する効果も得られないことが多いです。

強力な薬剤の多くは、髪の毛や油脂を分解する成分が含まれていますが、トイレットペーパーや固形物には効果がありません。また、長時間放置すると配管の腐食を引き起こし、水漏れの原因となることもあります。特に古い建物では、配管の劣化が進んでいることもあり、薬剤によるダメージを受けやすくなっています。

さらに、薬剤が皮膚に付着したり、目に入ったりすると重大な健康被害をもたらす危険性があります。化学火傷や視力障害など、取り返しのつかない事故につながることもあります。

使用する場合は必ず換気を行い、ゴム手袋と保護メガネを着用する必要があります。基本的には、重曹やお酢などの安全な方法から試し、それでも効果がない場合に限り、適切な保護具を着用した上で使用を検討すべきです。

無理な水流しで起こる汚水の逆流

つまった状態で何度も水を流すことは、最も起こりやすい失敗の一つです。水が流れないのに繰り返しレバーを引くと、便器から汚水があふれ出す事態を招きます。

一度の洗浄で使用される水量は約6〜8リットル。これが流れずに溜まると、すぐに便器の容量を超えてしまいます。最新の節水型トイレでも4.8リットル程度の水が使用されるため、2〜3回流せば確実にあふれます。

汚水が床にあふれると、衛生面の問題だけでなく、床材の腐食やカビの発生など、深刻な被害につながります。フローリングの場合、水が浸透すると膨張や変形を起こし、張り替えが必要になることもあります。

つまりを確認したら、まず止水栓を閉めて水の供給を止めます。その後の確認作業では、バケツで少量ずつ水を流して様子を見ます。決してレバーで一気に流さないよう注意が必要です。この基本的なルールを守ることで、被害を最小限に抑えることができます。

力任せの作業が配管を傷つける

焦りから力任せに作業を行うと、便器や配管を傷つける危険があります。特に硬い道具を使用する際は、慎重な取り扱いが求められます。

針金ハンガーやワイヤーブラシを強く押し込むと、便器内部の釉薬を傷つけたり、配管に穴を開けたりする可能性があります。便器の釉薬が剥がれると、その部分に汚れが付着しやすくなり、衛生面でも問題が生じます。

また、ペットボトルを使用する際も、強く押しすぎると便器にダメージを与えることがあります。特に古い便器では、経年劣化により強度が低下していることもあり、わずかな衝撃でもひび割れを起こす可能性があります。

作業は常に「押す」より「引く」を意識し、優しく慎重に行います。異物を無理に押し込むと、さらに奥で詰まってしまい、専門業者でも対処が困難になることがあります。適度な力加減を保ち、効果がない場合は別の方法を試すか、早めに専門業者に相談しましょう。

●トイレつまりの対処法を身につけて安心な暮らしを

トイレつまりは予期せぬタイミングで発生する厄介なトラブルですが、適切な知識があれば多くの場合、自力で解決できます。スッポンがない状況でも、ペットボトルやラップ、重曹など身近なアイテムを活用することで、効果的に対処することが可能です。

重要なのは、まず冷静に初期対応を行い、つまりの原因を見極めることです。水に溶けるものが原因なら今回紹介した方法で解消できる可能性が高いですが、固形物や原因不明の場合は無理をせず専門業者に相談することが大切です。

また、日頃からトイレットペーパーの使用量に注意したり、水に流してはいけないものを把握しておいたりするなど、予防対策も重要です。正しい対処法を身につけることで、快適で安心な暮らしを維持することができるでしょう。